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黒衣の刺客

昨日、母親と黒衣の刺客を観に行った。
母は新聞の映画批評をとても信じている。星が5なら、確実に自分含め国民が皆観に行くべきだと思ってるし、星が2ならなぜこの世にこんな駄作が…と嘆いている。(とても愉快な母でしょ笑)
ただ、その殆どが映画批評家だけあって、大正解だったりするのでわたしも嬉々としてついていく。
今回もそれでだった。

黒衣の刺客は侯孝賢監督の作品。グリーンディスティニーなど、有名なので知っている人も多いと思う。今回のカンヌでは監督賞を受賞した。
撮影に5年費やしたという、その画面はとても美しく、まるで絵画のようだった。中国、台湾、日本で撮影しており、優美な唐の文化を色鮮やかに再現している。この映像を観ることができるというだけで、1500円の価値がある。
ストーリーだが、元のネタを知っている人でないと難しいかもしれない。
おそらくストーリーを伝えようと作った映画ではないと思う。
風景や、漂う静寂と孤独を妨げない演技しかキャストはしていない。
主役のスーチーはとても美しく孤独で、悲愴感があった。チャンチェンは相変わらず、端正な顔立ちで存在するだけでサマになるが、暴君設定なのにそこがあまり伝わらなかった。(その設定が最初わからなかったため、ハテナいっぱいでストーリーが進んだ)
あまり話すと、完全にネタバレなので、これから観る方たちに、原作のあらすじだけを伝えようとおもう。
この原作は、中国の仏教世界の話し。裕福なお家に産まれた女の子が、それはそれは両親に可愛がられて育っていた。まだ幼かったある日、道士がたまたまこの女の子を見て、とても筋がいいので武芸を教えたいと両親に説得する。しかし、両親は大反対。なぜ裕福な家庭の娘に武芸がいるのか、と。道士は「わたしは諦めない。必ずこの子を連れて帰ります。」翌日、この子は道士に攫われてしまった。十数年後、道士の下で武芸を教わり、立派な刺客となった彼女は、親元に帰る。このとき、彼女は道士から自分の主公を殺すように命令されていた……
そして……

というような話しだ。
このネタを知っていないと、正直難しい。さらに、当時の節度氏や朝廷の関係も簡単にしらべて行かれることをお勧めする。
とてもオススメな映画なので、ぜひたくさんの人に見て欲しい。
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